クサツエストピアホテル様が今回の企画の中心となり県内の地場産業の皆様と弊社らが力を合わせ4年がかりでオリジナル色打掛を製作し発表させて頂く運びとなりました。
当日はNHK・琵琶湖放送様をはじめ多くのメディアの皆さまにお集まり頂き誠に有難うございました。
素材は経糸に正絹糸、緯糸には大津の「古川与助商店」様にご提供頂いた手すきの和紙〔和紙を細かく裁断し撚りをかけ繊維として用いる技法〕を用い、長浜の「南久ちりめん株式会社」様〔140年を越える浜ちりめんの製造で培った織物技術〕の手により最高級の絹織物たる縮緬の生地に仕上げて頂きました。
和紙糸と絹とのコラボなので、従来の織物より軽くて通気性が良く、かつ肌なじみの良い風合いのオリジナルの縮緬が出来上がりました。
染色は、出来上がった生地を守山の「株式会社清原」様にて独自のバラ染めの技術で染めて頂きました。薔薇の花の香はとても豊かで幸福感を与えてくれるそうです。
天然の素材に、天然の染料〔滋賀県産のバラの花弁〕が用いられているので相性がよく何とも言葉で言い表せられない淡くて優しい独特の色彩に仕上がりました。
図柄は白鶴・草津本陣・アオバナ・瀬田の唐橋・三井寺の桜・県鳥のカイツブリ〔鳰:ニホ〕・矢橋の帰帆船と滋賀県ゆかりの魅力溢れるモチーフの数々が「株式会社妓都」様の伝統的な刺繍の技術で見事に表現されています。
生物の生命力と先達の手による建築物の造形美のコラボレーションの美しさには目を見張るものがあります。
クサツエストピアホテル様とご参画頂きました地場産業の皆さまのおかげで、滋賀県の明日を担うご新郎・ご新婦様の晴れの日を飾るに相応しい素晴らしい色打掛に仕上がりました。
本当に有難うございました。
是非実物をクサツエストピアホテル様にてご高覧下さいませ。